4月21日 Angelsリポート オホッピが負傷、どうしよう…。

サンドバルが初回からヤンキース打線を相手に乱調で5失点。オホッピのタイムリーなどでなんとか追いつこうとするも、7回にリリーフが捕まり、今日のエンゼルスは3-9と大量失点を喫しての敗戦となってしまいました。

そして、何よりも気掛かりなのが、試合の最後に、オホッピが肩を負傷したこと。先日と全く同じ箇所を痛めていただけに、無事を祈るしかない状況です。

本日の記事では、初めての試み「今日のリサーチ」というコーナーで、捕手の状況が最悪のケースになった場合、エンゼルスにはどんなオプションがあるのかリサーチしてきた結果を、お知らせしています。

そして、いつも通り、サンドバルの試合後コメント翻訳紹介/監督会見コメントの翻訳紹介もあります。最後には、大谷翔平選手登板試合、次戦の注目ポイントもお知らせします!本日もぜひ最後まで、ご覧ください!

目次

今日のリサーチ!捕手について考える。

さて、この記事を読んでくださっているおそらく全ての方が、キャッチャーのオホッピのケガについて、既にご存じのことと思います。下記のネビン監督の会見のコーナーでも、コメントを紹介していますが、ボストンで少し違和感があった以降は大丈夫だったのに、今日また異変が起こってしまったとのこと。

こうなってしまった以上、エンゼルスとしては、何か手を打つほかありません。試合は続いていきますので…。とは言え、本来レギュラーとして今シーズンもキャッチャーの役割を担うはずだったスタッシは、未だ故障者リスト入り中。

スタッシ、ケガの状態自体は良くなって来ているそうですが、マイナーで試合に出て調整を始めるのにさえ、まだ時間がかかるとのことです。100%確実なことは言えませんが、現状から考えると、2週間やその程度での復帰を期待するのは、やはり酷でしょうか。

ボストンで一度オホッピに異変が起き、サイスのプレーもパッとしない中で、捕手のチャッド・ウォラックがヤンキース戦よりチームに帯同しているので、おそらくは彼が控え捕手として入り、サイスが正捕手になることにまずはなると思います。

…が、正直サイスのプレーをここまで見ていると、不安しかありませんよね。サイスはここまで6試合に出場して、10の0。打率.000です。しかも三振7つ。四球2つを選んでいることくらいしか、書くことがありません。オホッピがオフの日にスタートした試合のほとんどで、先発投手が相手打線に捕まっているのも問題です。

昇格するであろうウォラックも、昨年出場したのは12試合のみで、キャリア最高でも、1シーズンに23試合にしか出場したことがありません。典型的な、メジャーとマイナーを行ったり来たりするタイプの捕手。ウォラックのプレーで思い出せるのは、このHRくらいという方も多いのではないでしょうか…↓。

今日のリサーチ!捕手について考える。2

ということで、1章で見た通り、仮にオホッピが離脱となってしまうと、チームの捕手事情が少し絶望的です。サイスかウォラックの調子が上がって、なんとか安定すれば良いのですが、全くピリッとしないままという可能性も正直、考えられます。

なので、他に何かエンゼルスが打つ手はないのか、更にリサーチしてみました。おおよそ3つのオプションが挙げられるかと思います。

①マイナーから、エドガー・クエロ捕手を飛び級させる

エンゼルスのチーム内の、プロスペクトランキング3位にも、なんと捕手がいます。それが、エドガー・クエロ捕手。(ちなみにランキングの1位はオホッピ、2位が最近上がってきたネト。)

クエロはまだ20歳で、最近ダブルエーに上がったばかり。まだ10試合ほどしか出ておらず、MLB.comの予想でも、2025年にMLBデビューと予想されています。

ただ、こちら↓の動画を見ると、なぜ彼が期待されているのかはすぐに分かりました。左打ちで、逆方向のレフトにも強い打球を飛ばしています。

https://youtube.com/watch?v=VO_ZWlyjRmU%3Frel%3D0

飛び級で上がって来たばかりのネトと事情が違うのは、やはり捕手というところでしょうか。ネトは22歳なので、クエロより2つ年上なのも違いがありますね。

しっかりと段階を踏んでほしいので、KK個人的には、彼を昇格させるのにはあまり賛成できませんが…。とは言え、候補の1人と考えざるを得ない状況でもあることは確かだと思います。

②FAのベテランキャッチャーを獲得する

他にエンゼルスが今できることとして考え得るのは、まだどのチームともサインしていないベテラン選手を見つけてきて、サインすること。なので、いくつかのサイトを見ながら、未だFAになっている選手を探してみました。

が、残念ながら、ほとんど誰もいませんでした。出てくるのは、カート・スズキ(キヨシ!)やアスレチックスの、スティーブン・ボートといった、昨年引退した捕手の名前ばかり。

他にいくつか名前を見たことがある選手もいましたが、中南米のチームと契約していたり。時期を考えると当然ですね。

そんな中、KKが唯一見つけることができたのは、ヤンキースなどで長い控え捕手を務めていたオースティン・ロマイン選手。MLBキャリア通算でおよそ500試合ほど出場しています。今年の3月にレッズの傘下チームからリリースされた後、特に情報が見つからないので、FAなのであれば、可能性は0ではないかも。

↑昨年、シンダーガードからもHRを打っているみたいです。レッズでは、昨シーズン37試合に出場。ただ、昨季は打率.147で、OPS.436なので、サイスと変わらないかも…。

③他球団のマイナーにいるベテランキャッチャーをトレードで獲得

不運が重なり、本当にどうしようもないくらいに1つのポジションが薄くなった時に見られるのは、このパターン。ヤクルトにも所属していた、内野手のアルシデス・エスコバーは、2021年のナショナルズで、このパターンからレギュラーになっていました。(ただ、普通はその場しのぎで用いられることがほとんどだと思いますが。)

ざっと調べてみたところ、元ヤンキース、昨年はツインズで128試合に出場したゲイリー・サンチェス捕手が、サンフランシスコのマイナーに現在いるようです。MLBでの通算成績は、666試合に出場して打率.225、OPSが.778。まだ他の選手と比べると全然良い数字ですね。

他に、ナショナルズの傘下でケビン・プラウェッキー捕手という、同じくキャリア通算で500試合ほど出場経験のある捕手も見つけられました。


パッと手がけてみたリサーチは以上です。色々と選択肢を見て来ましたが、なかなか苦しいですね。こうした手を打たなくて済む状況であれば1番なのですが…。(オホッピの無事、そしてスタッシの速い回復をとにかく祈ります。)

もし仮に、どうしようもなくなった場合、皆さんがGMならどうされるでしょうか?このコーナーを最後まで読んでくださったMLBガチ勢の皆さんには、皆さんなりのご意見があるはず。ここで挙げた選手以外の案もあるかもしれませんね。もし良かったら、皆さんならどうされるか、Twitterのリプライなどでお知らせくださいね!

サンドバルの試合後コメント翻訳&成績紹介

初回から、押し出しも含む3四球。ヤンキースの主軸、ジャッジとリゾには上手く打たれて単打を許し、その他の打者を歩かせる最悪の展開で、最後は8番打者に走者一掃のツーベース。

今日のサンドバルは、初回に5点を献上してしまう、最悪の立ち上がりとなってしまいました。シリーズ勝利をかけてマウンドに上がり、初回からこれだけ点を取られてしまうのは、さすがにいただけませんよね。

Jeff Fletcher記者の記事によると、試合後のサンドバルは以下のように語ったそうです。

サンドバル

-今日の試合について

『誰しも、ああいう形で試合をスタートさせたくない。今日は自分の仕事ができなかった。』

『自分のボールがどれだけ良いのか分かっているだけに、今日の結果にはイライラしてしまう。MLBで、自分は何ができるのか、分かっているんだ。とにかくゾーンの中に、自分のボールを投げ込まなきゃいけない。6四球で、1イニングに3四球はダメなんだ。』

また、今日も彼のキャッチャーを務めたオホッピについては、このように語ったとのこと。

-オホッピについて

『彼は、このチームにとってとても大きな存在。このチームの未来でもある。とにかく無事であるように祈っているよ。』

とのことでした。今日のサンドバルの成績としては、4イニングを投げて、四球6で、5失点での降板。この東海岸遠征は、サンディにとってなかなか思うように行きませんでしたが、まぁ、そういう時もありますよね。オホッピの無事を祈ると共に、サンディのエンゼルスタジアムでの次回登板の好投に、期待しておこうと思います!


(本日の記事では、サンドバルの試合後コメントを、Jeff Fletcher記者の記事より、コメント部分のみ引用しました。英語版の記事もぜひ、読んでみてくださいね!)
(Jeff Fletcher記者『Logan O’Hoppe hurt in Angels’ loss to Yankees』Orange County Register)

ネビン監督の試合後会見翻訳紹介

さて、ネビン監督の試合後コメントのご紹介です。オホッピのことを心配されているのが伝わってくるような会見でした。先発したサンドバルの乱調も含めて、今日の試合をどのように振り返られたのか、以下、本日もぜひ会見の様子に目を通してみてください。

-オホッピについて

『ボストンで先週起きたことと同じ。起きたばかりだし、ドクターに見せて、どういう状態か見てみる必要がある。』

-痛みを抱えながらプレーしていたんですか?

『No。ボストンでは、あの瞬間少し異変を感じたけど、それからは大丈夫だった。あの直後にも、すごいスイングをしていたのは皆も見ていたよね。あれから4,5試合、大丈夫で、打撃も守備も良い動きを見せていた。肩の故障はそういう風に、トリッキーな側面がある。彼が感情をあらわにしていたのは、彼がチームのことを考えていたから。試合を欠場したくないんだ。今後どうなるのか、これから確認するよ。』

-サンドバルについて

『サンディらしい投球ではなかった。彼のボールが投げられていなかったし、3四球にやられてしまった。ボールの勢い自体は悪くないと思ったが、制球がね。初回に45球投げて、そこから3イニングはとてもよく頑張ったと思うが、球数的にそこで交代だな、と。代わったデビットソンも十分、頑張ってくれたと思う。』

-試合の展開について

『3点取り返して、まだこれからという時に、すぐに3点取り返されてしまった。あそこで試合が持っていかれてしまったね。』

明日の先発ピッチャー&おわりに

本日もここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!

ホームに戻って、久々のエンゼルスタジアムでの試合となる、明日のエンゼルスの先発投手は、そう、大谷翔平選手です!
先日の雨のおかげ(?)もあって、日本のファンからすると最も見やすい土曜日の朝10時40分開始のゲームで先発となりました。この登板日の決定には、なかなか喜ばれた方も多かったのではないでしょうか?

改めて振り返っておくと、大谷翔平選手はここまで4試合に登板され、21イニングを投げて自責点たったの2。打たれたヒットもわずか6本。防御率で見ると、0.86です。ちなみに奪三振数は、イニング数を遥かに上回る27奪三振。エース以外に形容する言葉が見つかりません。

そして、対戦相手は明日から、カンザスシティ・ロイヤルズです。ロイヤルズの先発は、テイラー・クラーク投手。29歳と中堅の右腕で、ここ数年はリリーフ専門の投手。今シーズンもずっとリリーフで、現地19日の試合でも1イニング投げているようなので、オープナー起用ですね。

何人かの投手で繋いでくることになると思われますので、変な流れに飲み込まれないように、しっかりと浅いイニングから点を取って、大谷選手を援護したいです。土曜日の、エンゼルスタジアムでの大谷翔平選手の登板試合、楽しみましょうね!KK

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