大谷翔平選手の投打での活躍で連敗を止め、ここから一気に連勝!と行きたいところでしたが、今日のエンゼルスはオリオールズ相手に3-7と力負けしてしまいました。
モニアックの今シーズン2本目の先頭打者HRで先制したものの、今シーズン初先発のシルセスが4回途中4失点で降板。捕手のサイスに悪送球があり、サポートしきれなかったのも悔やまれます。その後、リリーフしたデビットソンが足にボールを当てて負傷交代すると、代わったワンツが被弾してしまい、広げられたリードを最後まで詰めることができませんでした。
本日の記事では、そんな悔しい試合から、試合後コメント翻訳も含めたシルセスの特集と、ネビン監督の特集(試合後会見翻訳紹介)。そして、最後には次戦の先発投手と注目ポイントもお知らせします。本日もぜひ最後まで、ご覧ください!
先発のシルセス特集(試合後会見コメント翻訳&成績紹介)
スアレスの故障を受けて、今シーズン初の先発マウンドに上がることになったシルセス。結果としては、残念ながら、今日の試合では負け投手になってしまいました。
MLB昇格前にマイナーでは先発として好投していたのに、上がってきたらチーム事情で中継ぎに。勝ちパターン的な展開でも投げました。そしてまたいきなり先発と、シルセスにとっては調整もなかなか難しい中での登板。まずは、Joe Trezza記者の記事より引用して、本人の試合後のコメントを以下でご紹介します。
シルセス
-リリーフから先発へと転向することについて
『受け止めるしかないですよね。ルーティンが全てだ、という人もいれば、そうでない人もいる。自分としては、とにかく与えられた場所で投げるだけです。先延ばしにせず、今現在に、経験から学べると言うことは良いことだと思います。経験こそが自分が得るべきものだし、それが今で良かった。』
-次回登板、よりルーティンが確立すれば、良い影響があるでしょうか?
『自分が今集中すべきなのは、明日にするべきことだけです。そして次の日、また次の日と。首脳陣がどう言う風に、次に起用してくれるのかは分からないし、自分は気にしていません。自分が集中しているのは、明日のことだけです。』
とのことでした。22歳でMLB2年目とは思えない、本当に大人なコメントですね。正直に言って、スアレスにも見習って欲しいくらいです。
https://www.mlb.com/angels/video/chase-silseth-s-five-strikeouts?t=t108-default-vtp
今日のシルセスは、初回に3アウトを取るまでに25球以上も要してしまったので、4回途中80球での交代となりました(交代のタイミングに関しては、下記のネビン監督のコーナーで、監督の説明も取り上げています)。
今シーズン初の先発だったので、ある程度早くデビットソンに繋ぐイメージはあったと思いますが、本人にとっては悔しい結果に。次回以降どういった起用になるのか、ファンの我々も気になるところですね!
(本日の記事では、シルセスの試合後コメントを、Joe Trezza記者の記事より、コメント部分のみ引用しました。また、下記ネビン監督のコーナーも同様です。英語版の記事もぜひ、読んでみてくださいね!・Joe Trezza記者『Silseth aims to build rhythm after up-and-down first start』MLB.com)
おすすめコーナー
週刊ベースボールが攻めています!先週に引き続き、今週も大谷翔平選手が表紙で、しかも今回は、エンゼルス特集です!!
大谷選手だけでなく、水原一平通訳、そしてまさかのルーキー、ザック・ネト特集ページまであって、冒頭から相当なページ数が、本当にエンゼルス大特集でした!↓
ちなみに先週号はこちら↑。どちらも必見です!
ネビン監督の特集章(試合後会見翻訳紹介)
さて、ネビン監督の試合後コメントのご紹介です。ボルチモアでのシリーズは、チームに帯同しておられる番記者さんの数も少なく、試合後の会見の様子も放送がないので、足に打球が当たって途中交代したデビットソンの続報がなく、心配しています。どうか明日、無事であると言う報道があれば良いのですが…。
と言うことで、今日は少しボリューム少なめですが、以下、ネビン監督の試合後コメントをご確認ください。
-シルセスの登板について
『最初の3イニングは、良いボールを投げていたと思ったよ。少し運が悪かっただけという感じかな。シルセスには何とか取れる限りのアウトを取ってもらおうとしたんだ。早くブルペンに行きすぎると、その後が苦しくなるからね。』
-次回以降のシルセスの起用法について
『まだ先発はたった1試合目。少しリズムに乗れていなかったが、次は良い形になってくると思うよ。次も先発するかどうかはまたチームで話し合うが、おそらくそうなるだろう。』
とのことでした。現状、ムーアとエステベスを除くと、デベンスキーしか計算できる投手がいない苦しいブルペン。バリアを先発に回すか、3Aから誰か先発投手を上げ、シルセスをまた僅差でも投げられる中継ぎ投手に戻す手もあるはずですが、ミナシアンGMも含めたチームとしての決断はどうなるのでしょうか。
キハダとウォーレンがトミージョン手術で離脱し、テペラはDFAになり、ループはパッとしないまま故障者リスト入りに。ハーゲットも今日こそ1イニングを抑えてくれましたが、ここまでは期待を大きく裏切る成績と言わざるを得ない不調。中継ぎが、かなり苦しいです。
ブルペンの改善は、勝率5割前後をウロつく状況から抜け出すためにも必須なので、今後の決断に注目していきましょう…!
(上述の通り、今日のネビン監督のコメントはJoe Trezza記者の記事より、コメント部分のみ引用しました。)
次戦の先発ピッチャー&おわりに
本日もここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
明日のエンゼルスの先発投手は、グリフィン・キャニング投手です!
前回はアストロズ戦に先発し、4回途中での交代で5失点となってしまいました。ですが、キャニングが投げている際に再度起きてしまった守備のミスや、残したランナーをハーゲットに返されてしまった事を考えると、成績ほどは悪い登板ではありませんでした。
今シーズンのトータルでは、5試合に投げて防御率6.38となっていますが、やはり、この数字以上に良い投球を続けて来てくれているのは間違いありません。明日こそまたキャニングに勝利をつけて、良い勢いを作っていきたいですね!
そして、対するオリオールズの先発は、カイル・ブラディッシュ投手。26歳の右腕で、MLB2シーズン目ですね。昨シーズンは23試合に先発し、4勝7敗。防御率は4.90でした。
今シーズンは6試合に登板して1勝1敗、防御率4.56で、WHIPも1.48。エース級という成績ではありませんが、前回はパイレーツ相手に6回を投げて1失点、被安打わずか3のナイスピッチングだったそうなので、油断はできません。
良いイメージのまま試合に入らせないためにも、粘り強い打席を初回から重ねていきたいところです!明日を勝って、シリーズ勝利に弾みをつけましょう!KK