「昨日のエンゼルスどこ行ったん?」と拍子抜けしてしまうほどに、上手く試合を運んだ今日のエンゼルス。先制されるも、初回の攻撃ですぐに逆転し、奪ったリードを守ったまま中押し点も入れて、継投もズバリ。
昨日もこういう感じで勝ってよ…と正直思ってしまうくらいに、比較的スムーズな形で、5-3での勝利でした!そして、勝利投手はキャニングで、今シーズン初勝利がつきました!
本日の記事では、そんな快勝のゲームから、今日のベストプレー紹介に加えて、ドゥルーリーのヒーロインタビュー翻訳紹介/監督会見コメントの翻訳紹介。そして、最後には次戦の先発投手と注目ポイントもお知らせします!本日もぜひ最後まで、ご覧ください!
今日のべストプレー
初回の猛攻や、中押し点となったウォードのバッティングも素晴らしかったんですが、今日のベストプレーは先発投手で行きたいと思います!「キャニングの7奪三振」です!
https://www.mlb.com/angels/video/canning-s-seven-strikeouts?t=t108-default-vtp
今日のキャニングは、5回(6回途中、無死で走者を残して降板)を投げて、被安打4、7奪三振、3失点でした。その内1点は、替わったループが打たれて取られた点なので、実質的には2失点と言っても良いかもしれません。
今日は初回に1点こそ取られたものの、いつも通りの落ち着いた投球で、追い込んでから素晴らしい変化球を投げ切って、三振を奪う姿が目立ちました。
KKが数えたところ、奪三振7つのうち、3つがスライダー、2つがチェンジアップとカーブで、全て変化球での奪三振。さらに、6つは空振りの三振だったので、いかにキャニングの変化球がキレていたのか伝わるかと存じます。
相手のアスレチックスのミラー投手が、初回からあれだけ勢いのある直球を投げ込んでも、3連打を浴びて失点を重ねたのに対し、キャニングが飄々と変化球を投げ込んで最小失点で試合を作った姿は、野球、そしてピッチングの面白さを感じるものでした。
Rhett Bollinger記者の記事によると、キャニング本人は試合後、以下のように語ったそうです。
キャニング
『チームが勝ったということがとにかく嬉しいです。自分に勝ちがつくのか、他の選手につくのかなんて、どうでも良い。ただただ、チームに勝つチャンスを作りたいんです。』
『良いボールが行っていました。4つの球種全ての感覚がよかったです。たくさんフルカウントになってしまいましたので、そこは修正したいですが、全体的には良かったと。試合の早い段階で、スライダーとカーブの感覚が掴めたので。今後にもつながる、良かった点がたくさんあったと感じました。』
とのことでした!コメントまでイケメンすぎるキャニングに、今後も期待が高まりますね!
(本日の記事では、キャニングの試合後コメントを、Rhett Bollinger記者の記事より、コメント部分のみ引用しました。英語版の記事もぜひ、読んでみてくださいね!)
(Rhett Bollinger記者『Canning regaining feel, ‘getting better and better’ each time out』MLB.com)
ドゥルーリーのヒーローインタビュー翻訳&成績紹介
エンゼルスの層の厚みを増すために、期待を受けてFAで入団したドゥルーリー。開幕してからなかなか状態が上がらず、守備でも精彩を欠く苦しいスタートでしたが、ここ2試合、ようやく光明が見えてきた感じがありますね!
まずは、今日のヒーローインタビューの様子を以下でご紹介します。
-ここ2試合好調ですね?何かコツを掴んだりされたんでしょうか?
『そうですね。良い気分です。長いシーズンですし、自分にとってはタフなスタートになってしまいました。ですが、コツコツとやってきています。とにかく毎日上手くなれれば、と。』
-打線が今日のように勢いづくと、何点差でも追いつけるように感じますね?
『そうですね、いつもそう感じています。特別なラインナップだし、どんな状況でも、試合はまだ分からないな、と思えます。』
-特にウォードですよね。今日も追加点を挙げてくれましたが、彼の先頭打者としての活躍はどうでしょうか?
『大きいと思います。テイラー(ウォード)はとても良い打者だし、彼が調子が良いと、チーム全体に火がつくように思います。スペシャルな打線です。』
-エステベスについては?
『彼はずっとアメージングですね。今日もその通りで、出てきて5アウトを取る大きなセーブ。素晴らしかったと思います。』
とのことでした!今日はどうやら、ヒーローインタビューを誰が受けるのか、アーシェラとの間で押し付け合いがあったようで、かなりテンション低めの受け答えでしたが、まぁそれはそれということで(笑)。
ドゥルーリーは、昨日と今日を合わせると、8打数の5安打!HR2本で、なんと6打点です!シーズントータルではまだ打率.227で、OPSも.672ですが、ここから上げていって、最低でも打率.250、OPSも.710くらいまでは早めに数字を上げて欲しいところ。
アーシェラが1塁に回ってからは、誰かがオフにならない限りはセカンド固定になっているので、その辺りも彼にとっては安定して良いかもしれませんね。打撃にも良い影響が出ているんだとしたら、なおさらです。あとは、次回のヒーローインタビューはもうちょっとハイテンションで話してくれることを、密かに期待しておきます(笑)。
ネビン監督の試合後会見翻訳紹介
さて、ネビン監督の試合後コメントのご紹介です。今日は申告敬遠もうまく行って、ループが何とかピンチを脱出。その後、ムーアとエステベスの回跨ぎも上手くハマっての勝利で、ネビン監督の采配が見事的中したゲームでした。
そんな試合後に、監督はどんなことをお話しされたのでしょうか。以下、本日もぜひ、会見の様子に目を通してみてください。
-キャニングについて
『安定している。まだ変化球については、色々と模索中のようだけど、毎イニング良くなっていくように見えた。見ていて楽しい投球だったよ。投球するごとに、感覚が研ぎ澄まされていくんだと思う。スライダーやチェンジアップの。2年ほどオフを取ったような形だから、そうした感覚を取り戻すのも時間がかかるんだ。でも、今年はよく頑張ってきてくれている。必要な時に大きなアウトを取っているし、今日も行ける限り行ってもらった。本当に良い仕事だったよ。』
-交代について
『彼の状態を見て、あそこが交代の時だと思った。ただ、前回も100球投げているしね。100球という所で意識はしていたが、3巡目に入り、投球の内容も見て判断した。自分の目にどう映るかを重視している。』
-エステベスの5アウトセーブ、ムーアの続投について
『クレイジーな状況になった場合に備えて、キハダは取っておきたかった。今日も他に使えるリリーバーが他にあまりいなかったからね。明日以降はもう少し使える投手が増えると思うが、今日はムーアにも取れる限りのアウトを取ってもらった。8回にもマウンドに上げたのはいくつか理由があるが、ピーターソンのところで代打が出る可能性も考えていたからというのもある。そうなればエステベスを早めに出して、キハダに9回をというつもりだった。エステベスのことは信頼しているが、万が一があるので、最後はキハダを取っておく決断になった。』
-ウォーレンとシルセスの入れ替えについて
『ウォーレンは今日の練習中に、違和感を感じた。だから、誰か上げる必要が出た。(質問に対して冗談気味に)たぶん、シルセスが上がるんじゃないかな?(笑) マメが手にあるそうだが、大丈夫であるように祈るよ(笑)。』
-シルセスは先発投手としての昇格ですか?
『ううん。ブルペンで投げてもらうと思う。その上でどうなるかまた判断するけど、まずはそういう方向だよ。』
明日の先発ピッチャー&おわりに
本日もここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました!
明日のエンゼルスの先発投手は、パトリック・サンドバル投手です!前回はヤンキース戦のシリーズ最終戦に登板し、初回から制球が定まらず5失点。その後はなんとか残り3イニングを投げ切って、4回5失点、6四球という結果でした。
その前のレッドソックス戦でも4回途中での降板だったため、明日こそはしっかり6イニング。そして、可能なら、7イニング投げ切って欲しい所ですね。アスレチックス相手にも既に1度登板していて、その際は5回を投げて被安打2、1失点でした。
そして、対するアスレチックスの先発は、ルイス・メディナ投手!23歳の若手で、なんとメジャー初登板だそうです!アスレチックスのプロスペクトランキングでは18位で、今季は3Aで3試合に登板し、防御率3.86。ですが、最長でも4イニングしか投げていないので、これだけではなんとも言えません。
マッチアップとしては、かなりエンゼルスに有利な明日の試合。しっかりと勝ち切って、大谷翔平選手で3連勝を狙えるようにしたいです!KK