3月31日 Dodgerリポート 驚異的な粘りを見せて延長に持ち込むも、あと一歩…。

5-6。9回の裏に2点差を追いつき、なんとか延長戦に持ち込んだものの、最後は1点が遠く、今日のドジャースは悔しい敗戦となってしまいました。

先発の山本由伸投手は三者連続三振でスタートし、雨天中断に遮られても集中力を維持する素晴らしいパフォーマンスを見せてくれましたので、それだけに勝利をつけてあげたかったですよね。最後のチャンスでの大谷選手の打席には痺れましたが、今日はこちらに勝利の女神は振り向かず…。

本日の記事では、この悔しい試合を、戦った選手たちのコメントの翻訳も踏まえつつ振り返りたいと思います。

目次

今日のキー・プレイヤー①山本由伸投手

まず取り上げるのは、やっぱりこの人、山本由伸投手です!圧巻の三者三振でスタートし、結果は5回無失点、被安打2、奪三振5のナイスピッチングでした!

試合後の会見では、ご自身で、今日の登板を以下のように語っておられました。

(会見の内容はこちらのポストより抜粋し、引用しています)

-前回の登板を踏まえて今日の結果はどうですか?

「前回はすごく悪いピッチングだったので、そこからしっかり落ち着いて、立て直せたのと。良い感覚は徐々に出てきてたので、自信を持って今日マウンドに上がりました。」

-ドジャースタジアムの感想は?

「歓声もやはりすごいですし、すごく気持ち良くピッチングできました。」

-最も大きな修正点はなんだったでしょうか

「そんなに大きく変えたところはないんですけど、より落ち着いて、自分のピッチングができたかなと思います。」

-韓国から戻ってきて、難しい日程の中での調整について

「時差ボケだったり、その辺を直すのを第一に、しっかり睡眠取って、練習内容はいつも通りできたので。今日のピッチングに繋がったかなと思います。」

とのことでした!負けてしまったこともあって口数こそ多くなかったですが、次回登板ではMLB初勝利を喜ぶ声を聞かせて欲しいところですよね。

アメリカの解説者やファンからは、不安の声が結構上がっていた中で、最初から三者連続三振という最高のスタート。個人的にもホッとしたし、これからドンドン良くなっていってくれるのかなと。そう思うと期待しかありませんし、次回登板が楽しみです!

今日のキー・プレイヤー②ムーキー・ベッツ

次に取り上げるのは、山本投手の好投同様、取り上げないわけにはいかないほどのパフォーマンスを見せてくれたムーキー・ベッツ選手です!

まさかまさかの4試合連続HRは、9回、同点に追いつく口火を切る貴重な一発。その他にも、イニングの先頭打者としてヒットが2本に、四球も2つで、4打数3安打と言う大活躍でした。

そんな絶好調男のムーキーは、試合後の会見では以下のように語っていました。

(会見の内容はこちらのポストより抜粋し、引用して翻訳しています)

-山本由伸投手の好投について

「素晴らしかったよね。アメージングな仕事だった。前回の登板を引きずらなかった。たくさんプレッシャーのかかっている選手が、これだけ良いパフォーマンスをするのが見れるのは嬉しいよ。」

-最後の最後まで粘ったことについて

「どの試合も戦って、勝てる可能性を作っていけると言うのは良いこと。相手にプレッシャーをかけ続けてね。今日は最後に追いつけなかったけど、簡単に諦めないと言う姿勢は心強いよ。」

-4試合連続HRですが、このままHRを打ち続けそうですかね?

「どうだろうね?まぁこれから分かるよ。とにかく勝てればそれで良いし、自分のことはあんまり気にしてない。」

-雨の中断の影響はありましたかね?

「No。20分とかだったから、普通のことだよ。」

とのことでした!負けてしまったのでテンション低めのムーキーは、かなり聞き取るのに苦労しましたが(汗)、でも内容はさすがですね。

特に、とにかく勝てれば良くて、自分のHRの連続とかは気にしてない、と語る姿はさすがとしか言いようが無いです。そんな彼をこれから毎日見ていけると言うのが、正直とても嬉しいですし、まさに心強い存在です。本人が望む望まないに関わらず、明日もHRを期待しておきます!

ロバーツ監督語録のコーナー

最後に、ドジャーズのロバーツ監督の試合後コメントを紹介しておきたいと思います!

いつも、しっかりたくさんご自身の言葉で語ってくださるロバーツ監督ですが、今日はやはり山本由伸投手についての発言が多かったですね。以下のように語っておられました。

(会見の内容はこちらのポストより抜粋し、一部引用して翻訳しています)

-山本由伸投手の活躍について

「今日は本当に良かった。雨の中断は残念だったけど、今日の登板こそ、スプリングトレーニングの最初の方や、日本での登板のビデオで見ていた彼の姿。投球動作に修正を加えたことで、タイミングが良くなって、彼らしい直球の制球に戻った。スプリットも低めによく決まっていて、空振りを取れたし、カーブも良かった。雨の中断さえ無ければ6回か7回までまで行けていたんじゃ無いかな。ただ、中断後は、あそこで代えるのが長期的に見て、彼の身体に良いと思った。負けてしまったので気分が良く無いのは当たり前だけど、ヨシノブが素晴らしかったと言うのは自分達にとってすごくポジティブなこと。」

-山本由伸投手が中断後にマウンドに戻ったことについて

「彼がどう感じているか次第だったし、もう一度投げたがっていたから。正直、6回以降も行きたがっていたと思うよ。良いボールを投げていたから。ただ、我々に一番重要なのは、彼の健康をしっかりとケアすること。」

-山本由伸投手について、内側から見てどういう風に感じますか?

「近くにいればいるほど、選手のことは分かるようになる。そして、ヨシノブに関しては、自信がすごくあって、プライドと闘志もすごくある選手だと思う。契約の大きさについても、自覚と責任感があって、だからこそホームのデビューでは良い投球がしたいと思っていたんだろうね。そう言う意味で、ファンがたくさん声援を送っているのを見られて良かった。初回の三者三振もエキサイティングだったし、今日のパフォーマンスには驚いていないよ。たった1試合をそこまで大きく捉えることはしたくないけど、良い活躍がまた見られるサインのような投球だったと思う。」

-7回のブルペン陣の起用について

「左打者で、アレナドで、また左打者と言う並びだったね。ケリーはまだホームで投げてなかったし、左右両方の打者相手に、大事な場面でも投げられる投手だから、彼を投入したかった。彼のような投手は、どの場面でも大丈夫な投手だと思うし、もちろんベシアにも用意させていたけど、自信を持ってケリーを送り出している。ただ今日良くなかったと言うだけ。」

とのことでした!負けてしまったにも関わらず、今日もたっぷり語ってくださっていましたね。

いつも、同じ選手に関する質問が何回飛んでも、全く嫌な顔をせずに、言える範囲でいろんな角度から話をしてくださるので、大変興味深いし、勉強になります。本当に常に勝ちを期待される中で、プレッシャーに負けない強さのある方ですよね。 

ジョー・ケリーについては、上記のように語っておられるとは言え、今後の起用のタイミングには難しいところもあると思います。その点には注目しておくと、監督の本当の信頼度のようなものが見えてくるかもしれませんね。

おわりに(KKより一言)

ということで、記念すべき山本由伸投手のドジャースタジアムデビュー戦は残念な結果になってしまいました。

ただ、9回をすんなり終わらせずに最後まで粘って延長まで持ち込む粘り強さはさすがでしたし、ここまでの2敗も両方が最後まで競った上での敗戦。この辺りが、プレーオフ常連のチームの底力なんでしょうね。

個人的には、ムーキーのリーダーシップ、ジョー・ケリーのリベンジなど、日に日に注目ポイントが増えていくのが楽しいです。明日は勝って、シリーズを勝ち越せますように!(KK)

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