６-３。先発ミラー投手の快投と、序盤からのHR攻勢でリードを奪う破壊力抜群の打線が噛み合ったドジャースが、今季初の連勝となりました！
８回に中継ぎ陣が内野安打と四死球をきっかけにつかまって３失点を喫したものの、きっちりと中押し点が取れているので、危なげなく勝利を飾るあたり、さすがのドジャースでしたよね。
本日の記事でも、嬉しい勝利の試合を、活躍した選手たちのコメントの翻訳も踏まえつつ振り返りたいと思います！
今日のキー・プレイヤー① テオスカ・ヘルナンデス
まず取り上げるのは、HR２本で４打点と素晴らしい活躍を見せてくれた、テオスカ・ヘルナンデス選手です！
Apple TVの試合後のヒーローインタビューでは、彼は以下のように語っていました！
-ドジャースの一員として、本拠地のファンの前で活躍できましたね！
「スプリングトレーニングの初日から、ファンの皆さんが歓迎して下さっていましたし、それからずっとこのチームに属しているんだなと感じることができています。」
-すごい打線ですが、特に何が良いのでしょうか？
「全員が良い選手です。厚みのある打線で、選手層も厚いので、左右両方の投手に対応できる。みんなで良い打席を重ねて、たくさんの点が取れますよね。」
-期待値の高いチームですが、プレッシャーへの対処は？
「みんな、あまり気にしていません。とにかくフィールドに立って、自分達のできることをやって、できる限りたくさんの勝利を目指して行くだけですね。やっぱり楽しむことが大事です！」
とのことでした！まさにロバーツ監督が期待をしているであろう通りの活躍を見せてくれましたよね！１本目のHRの後に、「これから良いことが起こるサインだと思う」とロバーツ監督が試合中のインタビューで語っておられたのですが、まさか、その直後の打席で２打席連続弾を放ってくれるなんて。
ヒーローインタビューはソウルでの開幕戦の時以来でしたが、今日もスペイン語圏出身とは思えないほどに流暢な英語、そして何よりもかっこいい笑顔が今日も素敵でした！恐怖の６番打者に、今後も期待していきましょう！
今日のキー・プレイヤー② ミゲル・ロハス
次に取り上げるのは、９番ショートで、対左投手用の打線メンバーとして、今シーズン初スタメンを飾ったミゲル・ロハス選手です！
安定した守備を見せてくれただけでなく、７回にはリードを広げる貴重な１発を放ってくれました！８回に中継ぎ陣がつかまってリードを詰められただけに、この１点が非常に大きかったですよね。
ロハス選手は、apple tvで、ショートの守備に就きながら試合中インタビューを受けていたのですが、その中で以下のように語っていたのが印象的でした。
-先日の韓国でのシリーズの感想は？
「すごく楽しかったよ。家族での時間も持つことができて、息子もグラウンドに連れて行くことができた。彼にとって一生忘れない思い出だし、他の選手たちと写真も撮れて、アメージングな旅だったよ。」
-小さい息子さんにとって、ドジャースはたくさんのスーパースターがいる最高のチームじゃないですか？
「息子はまだそこには気づけてないと思うな(笑)。もうちょっと大きくなって、ビデオや写真を見せてあげた時に、すごい選手たちといたと気づくはず。」
-ムーキー・ベッツとの関係性について
「彼に自分がしてあげられるのは、いつでも質問に答えてあげること。ムーキーは一生懸命に働く選手だし、ただのショートじゃなくて、ドジャースにとって”良い”ショートになりたがっているからね。」
とのことでした！ロハス選手はベネズエラ出身で、MLB11年目、35歳のベテラン内野手です。今日の試合前には、ロバーツ監督が、ロハス選手を起用する際はムーキーをセカンドに回すと明言されていたので、言い換えれば、監督がそれだけロハス選手の守備を評価されていると言うことなんでしょうね。
ちょっとスペイン語訛りの英語がとてもチャーミングで、音質などがあまり良くないであろう試合中のイヤホンを用いたインタビューでも、意思の疎通には何の問題もありませんでした。今日の貴重なHRもそうですし、出場機会を得た際にしっかり結果を残してくれるであろうベテランの活躍に、これからも注目していきたいと思います！
ポチップ
今日のキー・プレイヤー③ ボビー・ミラー
最後に取り上げるのは、先発して６回無失点、被安打たったの２で、キャリアハイの11奪三振と言う素晴らしい結果を残したボビー・ミラー投手です！
試合後の会見では、以下のように語っていました！
-今日は好投でしたね？
「ありがとうございます。今日は全体的に良かったと思います。直球を低めに制球することができました。球速を保ちながら、低めに集めると言うところには、重点を置いてきたので。それができると、良いボールが投げれるなと。今日は、正直、全部のボールが良かったと感じました。」
-６回のピンチには、ファンの皆さんの歓声も大きくなりましたね？
「今まで経験したことのないことで、最高でした。ファンの皆さんにあぁやって応援してもらえると、自分としても自信がつきます。ピンチを招く中で、３ボールまで２回行ってしまい、制球も少し悪くなってきていたので、だからこそ最後の打者を打ち取った時には気持ちが入っていました。」
-昨年の初登板から比べると、投手として、どれくらい変わりましたか？
「アタックの仕方は変わっていないと思いますが、イメージ通りに投げられるボールがとても増えたと思います。今年は、自信がある、と言う点で昨年とは違いますね。」
-見逃しが多かったあたりからは、制球の良さが伺えるのでは？
「そうですね。昨年はスライダーがなかなか決まらず、安定しませんでした。制球、変化ともに今年は良くなったと思いますし、直球とのコンビネーションも。自分にとってそこは大きいですし、自信もついてきている最中です。」
とのことでした！今シーズン初登板で、あそこまで素晴らしい投球を見せつけられてしまうと、今後も同様の投球を期待してしまいますよね。
会見を聞いていると、饒舌にたくさん話すタイプの方ではないのかなぁとなんとなく感じましたが、その辺りも今後分かってくることでしょうか。
MLBで一般的な、直球・スライダー・チェンジアップの３球種に加えて、シンカーとカーブも投げることができ、球種が多彩でバランス良く投げられる投手なので、彼の次回登板はそのあたりにも注目してみると、より面白く試合が観戦できるかもしれません。
ロバーツ監督語録のコーナー
最後に、ドジャーズのロバーツ監督の試合後コメントを紹介しておきたいと思います！
本拠地開幕シリーズで、早速の連勝を収めた指揮官は、以下のように語っておられました。
-今日の試合の感想
「とても良い日だった。やっぱりまずは、ボビー（ミラー）。試合開始から、９人か10人ほど連続で打ち取ったよね。とにかく調子が良くて、アタックできていた。直球が良かった。相手がアグレッシブに来る中で、必要に応じてカーブでストライクを取れたし、チェンジアップも良くて、タイミングを取らせなかった。効果的で良い登板だったよ。６回には少し疲れが見えたけど、しっかり最後の打者を三振に切ってくれた。11奪三振はすごいよ。」
-テオスカ・ヘルナンデスの活躍について
「すごく良い仕事をしてくれた。ちょっと調子が良く無かったんだけど、高めの直球を逆方向にHRにできたのは大きかった。あれで彼もよく落ち着けたと思う。次は、初球のカーブを引っ張ってのHRだったし、それもすごく良かった。ボビー（ミラー）とテオスカの活躍、そしてムーキーとロハスもしっかり点を取ってくれて、良いベースボールをプレーすることができたね。」
-テオスカ・ヘルナンデスに調子が出てくることの重要性
「ある程度の三振はあるだろうけど、HRの数もしっかりと期待できる選手。６番にいることで、伏兵じゃないけど、そう言う役割も期待している。相手の投手が最初の上位打線を乗り越えても、厳しいテオスカが６番で待っていると言うのがね。今日は彼の力を示してくれた。」
-攻撃陣が点を取ることで、ブルペン陣にも影響がありますね
「昨日はヤーブローに３イニング投げてもらって、今日はグローブに２イニング投げてもらおうとしたんだ。攻撃陣が点を取ってくれると、ブルペン陣に余裕が生まれるし、打線には自信を持てる。キーケ（ヘルナンデス）には１本出なかったけど、センターの守備で良いプレーがいくつかあったし、ロハスには大きな１本が出た。上位打線に注目が集まる中だけど、それ以外の選手が仕事をしっかりしてくれるのも大事だよ。」
とのことでした！やっぱり、勝った日はたくさんお話しされますね(笑)。今日は試合前の会見でも、10分のうち半分以上くらいの時間をムーキーの内野転向に関する話で割かれていたので、そちらも大変興味深く聞いていました。
ここまでまだ４試合ですが、ロバーツ監督を理解するためには、采配だけでなく、伝え方や人柄という面にも注目しないといけないんだろうなぁと感じています。ただ、なかなかそこまで取り上げるメディアも無いと思うので、ここでしっかり言及していきたいなぁと。
おわりに（KKより一言）
ということで、記念すべき今季初の連勝ですね！めちゃくちゃイージーに勝ってしまうチームなんだなぁと感じますし、昨年までとの違いにはいまだに戸惑っています。
こう言うチームだからこそ、連敗が続いてしまった時や、故障は発生してしまった時などに、どうやって勢いを取り戻すのか、と言うところが大事になってくるのかなぁとも現段階では思っています。
大谷選手がエンゼルスにいた頃からご覧になっておられる皆さんは、ドジャースのここまでの戦いぶりを、一体どのように感じておられますでしょうかね？もし良ければ、Xでリプライを飛ばしていただけると嬉しいです！(KK)
